こんにちは、もぐさです。
ページタイトルは検索結果(SERP)のリンクとして表示されるため、クリック率(CTR)に大きく影響します。
また検索順位の決定を左右する最も大きな要素でもあります。
タイトルにどのようなキーワードを含めるかやキーワードの順番で検索順位が大きく変わります。
狙ったキーワードを確実に含めるのはもちろんですが、一方でキーワードの詰め込みすぎは個々のキーワードの強さを薄める事になるため、必要最小限のキーワードに留める必要があります。
通常は2つの単語の複合キーワードを含めるようにします。
ビッグキーワードは競争が激しく、単体で狙うのはリスクが大きく、一方でニッチキーワードのみでは大した検索流入が見込めないからです。
目次
タイトルにはサイト名を含める
一般的にはタイトルにはサイト名を含めます。h1との違いはサイト名が含まれるか否かくらいでしょう。
ホームページのタイトルには、ウェブサイトや企業の名前を表示し、さらに、企業の所在地やサービスの主な目的といった重要情報の一部を添えることができます。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド(https://support.google.com/webmasters/answer/7451184)より
例)
○○のインストール手順 - ○○入門
タイトルには確実にキーワードを含める
検索するユーザーの側に立って考えれば、検索キーワードは絶対であり、そのキーワードについて記述されている情報を期待しています。
そのため、キーワードがタイトルに含まれない記事はたとえ検索結果に表示されたとしても関連性の薄い記事としてスルーするはずですし、検索エンジンも件名を重視するのは極めて自然な事です。
そのためキーワードを件名に含ませる事は絶対と言えます。アクセスが来るかどうかはタイトルで99%決まると言っても過言ではありません。実際にタイトルのキーワード選定をやり直したらアクセス数が100になったという事も珍しくありません。
タイトルのキーワードは必要最小限に
かと言ってキーワードの欲張りすぎは厳禁です。
例えば明日の天気を調べたい場合、キーワードに「明日の天気」を指定して検索したとします。
その場合、検索者が求めているのは明日の天気の情報であり、明後日の天気や一週間の天気ではありません。
もちろん一週間の天気には明日の天気も含まれていますが、期待しているのは「明日天気は曇りのち雨」のような情報であり、1のことを知りたいだけなのに10の事を説明されたら誰でも煩わしく思うでしょう。
従って件名は「今日・明日・一週間天気」よりも「明日の天気」の方が検索意図により合致したものになり、検索順位も高いはずです。
もちろんタイトルだけで検索順位が決まるわけではなく、これは記事の中身にも同じ事が言えます。
つまり情報が多ければいいというものではなく検索意図により一致する件名、ページを検索エンジンは高く評価する傾向にあります。
「大は小を兼ねる」の考えは検索エンジンには必ずしも当てはまりません。
一部一致ではなくすべて一致
余計なキーワードを含めない事とは逆にキーワードに指定された全てのキーワードが含まれている件名は、そうではない件名よりもキーワードの一致度は高く、検索意図により合致した記事として見なされる傾向があります。
特に今の検索エンジンはキーワードの一致度を厳密に評価する傾向にありますので、件名には記事に記載している内容をできるだけ簡潔に且つ具体的に書く事が大切です。
順番も意味を持つ
ここまで余計なキーワードを含めない事、必要なキーワードは含めるという事を話してきましたが、もう一つの要素として、キーワードの順番も重要です。
なぜなら順番で検索意図が変わってくるからです。
一般的に多くの人は目的のキーワードを先に指定すると思います。
例えば「○○ △△ 比較」というキーワードで検索した場合、○○を△△と比較したい、つまり「○○を買おうと思っているけど△△も気になるので比較しておきたい」という検索意図がキーワードから推測されます。
そのため検索意図を重視する検索エンジンもキーワードの順番を厳密に汲み取っている傾向が見られます。
従って同じキーワードでもその順番が異なれば検索意図が変わるため検索結果も異なってきます。
見出しは訪問者向けのタイトル
ページのタイトルはWebブラウザのタイトルバーやタブバーに表示されますが殆どのユーザーはそんなところは見ません。
殆どの人はページ内の大見出し(h1など)を見て記事の内容を把握しようとするのではないでしょうか?
そのため、ページタイトルは検索エンジン向けのタイトルであるのに対し、h1などの見出しはユーザー向けのタイトルであるとよく言われます。
従ってどちらもページの内容を具体的に表す適切なタイトルをつけましょう。
見出しでタイトルキーワードを補う
一方、h2~h6の見出しは各セクションのタイトルのようなものです。
ページタイトルやh1ほど重要ではありませんが、そのセクションに何が書かれているかを簡潔に表せるものにしましょう。
h1がページ全体を説明する大見出しなら、h2やh3はそのセクションを表す小見出しであるため、h1との重複は避けましょう。
「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」では見出しを以下のように説明しています。
一般に、見出しタグはタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示するため、ユーザーにとってはそのテキストが重要であるという視覚的な手がかりとなり、見出しテキストの下に続くコンテンツの内容について理解しやすくなります。複数の見出しサイズを正しい順序で使用すると、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド(https://support.google.com/webmasters/answer/7451184)より
見出しへのページ内リンクが効果的
最近はWordPressのプラグインでページ内の目次(見出しへのリンク集)をよく見るようになりました。
このページ内リンクはURLに付与される(URLの一部になる)点や、場合によっては検索結果(SERP)に表示されるスニペットにリンクとして表示される事もあり、昔からSEO効果が高い事が知られています。
URLの例:
SERPに表示される内部リンクの例:
またユーザビリティの観点でも読みたいセクションにすぐにジャンプでき、訪問者にとっても非常に重宝する機能と言えますので、ページ内リンクは必ず設置することをお勧めいたします。
まとめ
タイトルおよび見出しのポイントをまとめると以下となります。
- タイトルにはサイト名を含める
- タイトルには必要最小限のキーワードを含める
- タイトルのキーワードはすべて一致させる(多すぎも少なすぎもだめ)
- タイトルキーワードの順番も意味がある
- 見出しはタイトルを補う訪問者向けのタイトル
- 見出しへのページ内リンクを活用する
最後までお読みいただきありがとうございました。
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