ネット副業と広告収入

目次

ネット副業とは?

本サイトで扱う「ネット副業」の定義としては「インターネットを介して副収入を得る事」全般を意味しています。

但し、一口にインターネットを介した収入と言っても広告収入投資クラウド上のお仕事など様々です。本サイトでは副業という観点から、原則として広告収入や投資等による不労収入を対象としています。

広告収入は大きくクリック課金型成果報酬型に分けられ、更に成果報酬型は物販型成約型に分けられます。前者のクリック課金型はGoogle AdSense、後者の物販型はAmazonアソシエイト楽天アフィリエイトなどのEC系、成約型はA8.netバリューコマースなどのASP(Application Service Provider)が挙げられます。

クリック課金型と成果報酬型はサイトのジャンル選定や記事の書き方までが全く異なり、初めにどちらを前提としたサイトとするかを明確に決め、それに合わせたサイト作りを行っていく必要があります。

アフィリエイトは儲かるの?

まず、「アフィリエイトの広告収入など微々たるもの」というイメージを持っている方もいるかと思いますが、ちゃんと集中してやれば月10万円はほとんどの人が達成できると思っています。逆にそう思わない人はモチベーション的に確かにまとまった収入を得るのは難しいかもしれません。ここ(信じること)が一番大切だと思いますので先に言わせていただきました。

例として、ASPアフィリエイトはAdSenseなどのようなクリック課金型に比べて圧倒的に単価が高いため、例えば1つ2,000円の成果報酬の広告であれば、5つ成約すれば1万円です。

サイトを5つ作り、各サイトが1日1成果を挙げれば、1日1万円、月30万円です。ものすごく単純な計算ですが、重要なのはこのコンバージョン率(成果率)です。

もし、コンバージョン率が50%なら、1日10人来れば5成果を挙げることになります。
アクセス数が少なくてもコンバージョン率が高ければ稼げる、ここがPV重視のクリック課金型と圧倒的に違うところですね。もちろんPVも多いに越したことはありませんがアフィリエイトはコンバージョン率が全てといっても過言ではありません。

1成果のために必要なアクセス数は?

上述したコンバージョン率50%は分かりやすいように敢えて極端な数値としてあげましたが、特定のジャンルや商品に絞ったよくできた特化型サイトであっても、コンバージョン率は1クリックあたりせいぜい10%くらいです。(10クリックで1成果はかなりいいほうです)

広告のクリック率も10%だとすると、100PVで1成果となります。つまり成果報酬額が2,000円の広告であれば、月30万円稼ぐためには、1日100PVのサイトを5個作ればよいことになります。

但しライバルは多いです!

しかし報酬の高い広告の特化型のサイトは当然ライバルも多く、その中で新参者が1日平均100PVのサイトを作るのは簡単ではありません。

そのため、最初は報酬が高くライバルが少ない広告にすればと思いがちですが、売れない商品は本当に売れません。アフィリエイトではとにかく競争が激しくても「売れる商品・サービスを売る」のが鉄則になります。

そのためには、ライバルに勝つためにライバルサイトには無い情報の提示やユニークな視点からの比較等が必要になってきます。

作り込めば検索エンジンは評価してくれます

オリジナルで作りこんだサイト、記事であれば基本Googleなどの検索エンジンはちゃんと評価してくれます。但しそういったサイトを作るためには、記事を書くために専門書を読んで勉強したり、詳細な比較をしたりと、とにかく作るのに手間と時間がかかります。

しかし時間をかけて作ったサイトは無駄にはならず、それは今後の自分の資産にもなります。もし10年かけて100ページのサイトを10個作ったらそれは大きな資産です。一旦評価されたドメインは簡単には評価は落ちません。

広告の種類とサイトの種類の相性

上述したように、広告収入には大きく分けてクリック課金型成果報酬型があります。また成果報酬型には物販型成約型があります。どの型の広告を対象とするかでサイトのタイプが変わってきます。

クリック課金型

クリック課金型は記事の内容に合わせて自動で広告が選択され表示されます。そのためどのような広告を表示するかはアフィリエイターは気にする必要はありません。ジャンルによって単価の高いジャンル、低いジャンルはありますが、単価の高いジャンルはライバルも多く、アクセス数を伸ばすことは容易ではありません。そのためジャンルはできるだけ自分の得意分野(専門分野)を選び、専門性の高いサイト作りをする方がPV向上、収益アップに繋がりやすいでしょう。

クリック課金型はPVと収益はほぼ比例するため、PVの向上が収益アップの唯一の方法と言ってもいいでしょう。PVが稼げれば、サイトの種類としては雑記ブログWebアプリケーションなどでも問題ありません。人気のWebサービスにAdSense広告が表示されるのはよく目にしますよね。但し相性的にSPA(Single Page Application)は避けた方がいいでしょう。

成果報酬型

次に成果報酬型ですが、成果報酬型は可能な限り販売したい商品に特化したジャンルのサイトを作成した方が集客や成果は得られやすいです。いわゆる特化型サイト専門サイトを作成するということです。

また、成果報酬型は物販系成約系に分けられます。

物販型

物販型は単発の記事(例えば購入した商品のレビュー記事)に対象商品への広告(Amazonや楽天等)を貼り、ECサイトに誘導する流れが一般的です。

ECサイトに誘導(クッキーを踏ませる)できれば、たとえ紹介した商品以外の商品が購入されたとしても成果となります。ECサイトによってクッキーの有効期限は異なりますが、概ね24時間程度であるため、その間にそのECサイトで購入された商品はすべて自分の成果として計上されます。

このため、物販系は比較的ハードルは低く初心者でも始めやすい広告タイプです。半面、紹介料率は低め(商品ジャンルにより異なりますが概ね数%程度)であり、よほど高額商品が売れるか、大量の商品が売れない限りまとまった報酬にはなりません

成約型

一方で、成約型は逆に成果に繋げるのは物販型よりも難しいですが、単価は物販型とは比べ物にならないくらい高く(数千円から数万円など)、数個の成果が発生するだけでまとまった報酬になる場合もあります。

反面、ライバルも多く、ライバルに勝つにはサイトの作成段階から綿密なサイト設計が必要です。セオリーとされているのは、実際に成果を発生させたい(広告を貼る)ページである「成果ページ」(収益ページ、キラーページとも呼ばれる)と集客し成果ページに誘導するための「集客ページ」を複数用意する方法です。

集客ページから成果ページへのリンクを貼り(成果ページにリンクを集中させる)、成果ページからも各集客ページにリンクを貼ります。この前者と後者はリンクの目的が異なります。

集客ページから成果ページへのリンクは先に述べたように誘導が目的です。最終的に成果ページに訪問してもらわなければ成果は得られません。

成果ページから集客ページへのリンクはSEO上の観点から行います。検索エンジンはリンクが集まっているページを高く評価します。いわゆるリンクジュースを集めるというものです。つまりこうすることで検索結果のより上位に成果ページが表示されやすくなります。これは幹(成果ページ)と枝(集客ページ)と捉えると分かりやすいでしょう。何本もの枝は1つの幹から伸びており、この「木構造」は成果ページと集客ページの構造とよく似ていますよね。そして検索エンジンは幹となるページをメインコンテンツとして重要視する傾向にあるのです。

作成後は、成果ページと集客ページを更新しつつ、集客ページを増やしていけば収益アップに繋がります。そしてある程度「木」が育てば、新たな木を作り育てるといった感じです。但し「木」はそのサイトのジャンルを逸脱してはいけません。逸脱すれば特化型サイトとしての価値が薄れ、検索エンジンのサイト自体への評価が下がってしまう可能性があります。

もしどうしてもジャンルが異なる広告を掲載したいなら、新たにそのジャンルの特化型サイトを作る方が無難でしょう。

まとめ

アフィリエイトサイトは、とにかく売れるものを売るという鉄則の下、コンバージョン率重視手間ひまかけてきちんと作る、そうすれば訪問者に評価され、検索エンジンにも評価されます。

そしてそれは自分の資産であり、コツコツと価値の高い記事を追加(コンテンツ追加)したり、古くなった情報は修正していく事(リライト)が、地味な作業ですが収益アップの一番の近道になります。

また、より効率的に収益を得られるよう、広告のタイプに合わせた、より適切なサイト設計を行うことがとても大切です。

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