こんにちは、もぐさです。
今回は今人気急上昇中のConoHAのレンタルサーバーConoHA WINGとコストパフォーマンスに定評のあるエックスサーバーを比較してみたいと思います。
個人的にはVPSとして、以前はさくらやお名前.comを使用していたのですが、ConoHaにしてみたところ、あまりにも快適であるため今は、ConoHaに統一しています。
そしてConoHaでVPSの契約をしていると、WINGも簡単に試してみる事ができる(14日間お試し)ため、実際に試してみた所感も交えて解説していきます。
目次
料金とスペック
比較の前提として年額(更新)1万円程度のプランで比較してみます。
ConoHaだとベーシックプラン(月1,200円、年14,400円)、エックスサーバーだとX10プラン(1年契約だと12,000円)になります。※消費税別
初回はエックスサーバーの方が若干高いですが、更新は逆に2,400円安くなります。長く使うのであればエックスサーバーに軍配が上がります。※但しエックスサーバーは初期費用がかかります。
SSDはConoHaは250GBなのに対してエックスサーバーは200GBと少し少ないですが、RAIDはどちらもRAID10で同じですね。ただSSDは200GBもあれば十分ではないでしょうか。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
初期費用 | 無し | 3,000円 |
年額(初回) | 14,400円 | 15,000円 |
年額(更新時) | 14,400円 | 12,000円 |
SSD | 250GB | 200GB |
RAID | RAID10 | RAID10 |
データベース
次にデータベースですが、どちらももちろんMySQLとSQLiteが使え、 MySQLのデータベース数はConoHaが60個、エックスサーバーが50個となります。また、どちらもMySQLの管理にはphpMyAdminが利用できます。
データベース数ではConoHaに軍配が上がりますね。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
MySQLデータベース数 | 60個 | 50個 |
独自ドメイン
次に独自ドメイン数ですが、どちらも無制限となり、リソースが許す限りいくらでもサイトを公開できます。サイト量産にも向いていますね。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
独自ドメイン数 | 無制限 | 無制限 |
CMS
CMSに関しては、エックスサーバーは多数のCMSに対応しているのに対し、ConoHaはWordPressとEC-CUBEのみとかなり絞ってきています。
Webサイトをいちから構築するのであれば関係ありませんが、CMSを使用しようと考えている方は、ConoHaは実質的にWordPressのみの選択となります。
CMSではエックスサーバーに軍配が上がります。
※ただブログを開設するのであれば、ほぼWordPressの一強状態であり、SEOや機能(プラグイン)面、テーマも充実しており、多くの人にとってはWordPressで問題になることはないのではないでしょうか。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
CMS | WordPress EC-CUBE | WordPress EC-CUBE4 EC-CUBE3 PukiWiki XOOPS Cube Legacy concrete5 Joomla MODX 日本語版 Movable Type Drupal Magento osCommerce 日本語版 Zen Cart 日本語版 |
FTP
FTPに関しては、どちらもアカウントは無制限に追加できます。また、もちろんFTPS(FTP over SSL)による暗号化通信にも対応しています。
ファイルマネージャーもどちらも独自のものを備えています。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
FTPアカウント数 | 無制限 | 無制限 |
FTPS | ○ | ○ |
ファイルマネージャー | ○ | ○ |
メール
メールアカウント数もどちらも無制限となっており、いくらでもメールアドレスを作成できます。
また、どちらもスパムメール対策、ウイルス対策などセキュリティ対策にも標準で対応しています。
Webブラウザ上からメールを確認できるWebメール機能、メーリングリスト機能、メールの自動返信機能にも双方対応しています。
メール転送機能についてはConoHaでは確認できませんでした。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
メールアカウント数 | 無制限 | 無制限 |
スパムメール対策 | ○(F-Secure) | ○ (不明) |
ウイルス対策 | ○ (F-Secure) | ○ (F-Secure) |
Webメール | ○ | ○ |
メーリングリスト | ○ | ○ |
自動返信 | ○ | ○ |
メール転送 | × | ○ |
バックアップ
万が一の障害発生時や独自スクリプトのバグなどで誤って重要なデータを削除してしまった場合のために、バックアップは必須です。
幸いどちらも自動バックアップおよびリストアには、オプションではなく標準で対応しています。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
自動バックアップ | 標準搭載(Webサイト、メール、データベースのデータを1日1回バックアップ) | 標準搭載(Webサイト、メール、データベースのデータを1日1回バックアップ) |
リストア | 標準搭載 (過去14日分を復元可能) | 標準搭載(Web・メールデータは過去7日分、MySQLデータベースは過去14日分を復元可能) |
管理画面
管理画面については、ConoHaはスマホアプリも提供されており、外出時の確認に非常に重宝します。 実はスマホアプリの提供は、いちいちWebブラウザでサイトを開き、ログインせずとも、サーバーの稼働状態や設定変更、利用料金などを素早く確認でき、 利用者にとって利便性の向上は非常に大きいです。
サポート
サポート面どちらもメールはもちろん電話サポートも提供しています。ConoHaについてはチャットでのサポートも提供しています。
ただ、どちらも平日のみですので、土日祝日の電話での問い合わせはできませんね。
ConoHa WING | エックスサーバー | |
---|---|---|
プラン | ベーシック | X10 |
メール | ○ | ○ |
電話 | ○(受付時間 平日10:00~18:00) | ○(受付時間 平日10:00~18:00) |
チャット | ○(受付時間 平日10:00~18:00) | × |
結論
以上、ConoHaとエックスサーバーの同価格帯のプラン(もっとも低いプラン)を見てきましたが、どちらも拮抗しています。
ただ、後釜のConoHaの方がスマホアプリ対応やCMSをWordPressに絞ってきているあたり、不要なものは削る、逆に有用な機能は追加するという現在のニーズに即したメリハリのある構成を取っており、将来性を考えても、便利な機能があればどんどん取り入れてくれるのではないかというワクワク感があります。
また、ConoHaは初期費用無料で、 最低契約期間3ヶ月や6ヶ月などのいわゆる縛りはありません。使用期間が1ヶ月未満の場合は、使った分だけ時間課金となるため、短期間だけサーバーを追加してテストしてみるという使い方も可能です。
従って、個人的には断然ConoHa WINGをお勧めいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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