楽天証券での「つみたてNISA」の始め方

こんにちは、もぐさです。

2024年から少額投資非課税制度（NISA）の無期限版である、新NISA（以降NISA）が開始されました。それに合わせてこれまで投資を行ったことがない人も、将来への不安から「NISAでの投資を始めてみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

そこでこの記事では楽天証券でのつみたてNISAのファンド購入と毎月の積立金額の設定等について解説したいと思います。なお投資のリスクについては理解済みであることを前提としています。

NISAで投資が可能な限度額はつみたて投資枠が1,800万円、成長投資枠が1,200万円となり、NISA全体では最大で1,800万円まで投資することが可能です。つまり成長投資枠で1,200万円使った場合、つみたて投資枠で投資できるのは600万円となります。逆につみたて投資枠に限度額の1,800万円をすべて投資することも可能です。

また、年間の投資額の上限は、つみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円に設定されており、月あたりでは、つみたて投資枠は平均10万円まで投資が可能となります。（成長投資枠と合わせると月平均30万円まで投資可能）

今回の記事ではつみたて投資で月50,000円を投資するプランを作成していきたいと思います。

楽天証券のページを開き、まず口座開設のボタンから楽天証券口座を作成します。

口座開設の流れとしては、メール登録、本人確認、お客様情報の入力の順で実施します。

口座が開設できたら楽天証券にログインします。なお不正アクセス防止のために追加認証（いわゆる二段階認証）を有効化することを強くお勧めします。二段階認証では登録メールアドレス宛に送信された2つの画像を順番通りに選択するだけです。

楽天証券にログインしたらメニューのNISAをクリックします。

NISAのページを開くと、以下のような画面が表示されます。まだ1円も投資を行っていないため、NISA資産は0円となっています。

つみたてNISAのファンドを探すには、ファンドスコア5から探すことをお勧めします。ファンドスコア5は楽天証券が独自の計算式に基づいて選別した好実績のファンドです。どれに投資してよいかわからない場合はファンドスコア5で表示されたファンドに投資しておけば間違いないでしょう。

ファンドスコア5の買付ランキングトップに表示されるのは、やはり米国株式の投資信託であるS&P500（eMAXIS Slim 米国株式）とオルカン（eMAXIS Slim 全世界株式）のインデックスファンドですね。なお、ファンドスコア5以外から選択する場合は、必ず信託報酬（投資信託の保有にかかるコスト）が安いeMAXIS Slim（Slimが付くもの）を選択しましょう。

目的のファンドをカートに入れたら積立設定に移動します。積立設定では毎月の投資額、それぞれのファンドに対する投資の配分、分配金コース、入金元の金融機関などを選択して設定します。分配金コースは以下のように福利を得るために必ず再投資型を選択しましょう。

分配金コースを再投資型にすることで、投資信託の分配金が再投資されて元本に組み込まれ、複利効果が得られます。長期間投資の場合は福利を利用することで最大の利益が得られます。

今回の例では、S&P500とオルカンに50:50で投資しています。そのためそれぞれのファンドごとに月25,000円を投資することになります。この投資額の比率はいつでも変更することができます。

下記例では入金元の金融機関にはゆうちょ銀行を選択していますが、クレジットカードを選択することも可能です。その場合、例えば楽天カードであれば、毎月投資額に応じた楽天ポイントが付与されます。得られた楽天ポイントをさらに楽天のポイント投資やポイント運用に充てるなんていうことも可能です。

長期間投資は株価の暴落に強く（焦って損切りしなければ）安定している反面、短期間での大きな利益は望めません。しかし10年や20年後には予想もしなかったような利益を生んでいる可能性があります。そしてどれだけ利益を得てもNISAなら非課税です。

とはいえ、未来は一寸先は闇であり、将来何が起こるかは予測が付きません。数度の大きな株価の暴落を経験するかもしれません。しかし歴史的に見て永遠に不景気が継続することはありません。そして上下しつつも少しずつ世界経済は成長を続けてきました。しかし少子高齢化を迎える日本が今後世界と足並みを揃えて成長し続けられるという保証はありません。ならばこそ、将来のために何か（つみたてNISA）をする方が、何もしないよりもはるかに安全なのではないでしょうか。NISAは何よりも大きな保険なのです。